「自分の市場価値」、知りたいけど少し怖くないですか
30代40代になると、ふと考える瞬間があります。
「今の自分、外に出たらいくらなんだろう」。
知りたい。でも、低かったらへこむ。だから調べない。
この保留状態、けっこう多くの人が続けています。
ただ、先に伝えたいことがあります。
市場価値は「調べたら下がる」ものではありません。調べていない間も、価値は市場で勝手に値付けされています。
見ていないのは自分だけ、という状態です。
この記事では、お金をかけずに市場価値を調べる方法を、負担の軽い順に3つ紹介します。
前提:社内評価と市場評価は、別の物差しです
まず押さえておきたいのは、「社内でパッとしない=市場価値が低い」ではないことです。
dodaの調査では、40代以上の転職成功者の割合は14.9%から16.6%へ増えています。
エン・ジャパンの2026年調査でも、転職コンサルタントの81%が「ミドルの求人が増えている」と回答し、最も多い年齢層は40代前半(71%)でした。
企業が見ているのは若さではなく、「現場を知っている即戦力かどうか」。
社内の物差しで自分を測るのを、いったんやめるところからです。
方法1:公開データで「相場」を見る(今日・5分)
いちばん軽いのは、公開されている年収データで相場を見ることです。
dodaやマイナビの職種別・年代別の平均年収データは、無料で見られます。
たとえば同じ「営業」でも、業界が変わると年収レンジが100万円以上変わることがあります(doda調査では30代の不動産営業は450万円前後、SaaS営業は500〜650万円の幅)。
ここで見るべきは自分の順位ではなく、「どの市場に立つかで値段が変わる」という事実のほうです。
方法2:匿名レジュメで「スカウトの反応」を見る(今週・20分)
相場を見たら、次は自分個人への反応です。
転職サイトに匿名の職務経歴を登録すると、応募しなくても、どんな企業からどんなスカウトが来るかを観察できます。
ここで大事なのは、応募しなくていいということ。市場の反応を見るだけの使い方は、普通にありです。
サービスごとの違い(求人検索型・エージェント型・スカウト型)と使う順番は、こちらの記事で整理しています。
→ リクナビNEXT・リクルートエージェント・ビズリーチの違いと使い分け
スカウト型で市場の反応を見る使い方は、こちらでも詳しく書いています。
→ ビズリーチは30代40代に向いている?スカウトで市場価値を見たい人向けに紹介
方法3:経歴を言語化してから測る(いちばん大事)
実は、方法1と2には落とし穴があります。
経歴が「営業を15年やってきました」のままだと、相場を見ても自分と結びつかず、スカウトも的外れなものが届きやすいのです。
市場価値を測る前に、測られる側の情報、つまり自分の経歴を言葉にしておく。
順番としては、これが先です。
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最後に、市場価値を調べるときの注意点をひとつだけ。
スカウトが少なくても、それは「あなたの価値が低い」ではなく、「経歴の書き方がまだ市場の言葉になっていない」だけのことがよくあります。
マイナビの調査では、書類選考の通過率は30代で約40%、40代で約20〜27%。落ちるのが普通の世界です。
だからこそ、反応が薄いときに直すべきは自信ではなく、言葉のほうです。
調べる→言語化を直す→また調べる。この往復が、市場価値の正しい測り方だと思います。